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お熱いのがお好き/SOME LIKE IT HOT

1959年アメリカ映画。『あなただけ今晩は』『アパートの鍵貸します』の名匠ビリー・ワイルダー監督とI・A・Lダイヤモンドのコンビによる最高の脚本、トニー・カーティス、ジャック・レモン、マリリン・モンローの共演で贈るコミカルなラブ・ストーリー。ビリー・ワイルダー監督作品の中でも最高傑作との呼び声高い映画です。ワイルダーは本作品以降、ジャック・レモンと幾度となくコンビを組み多くの名作を送り出しています。

おすすめ恋愛映画度:♥♥♥♥♥[ ハート5 ]
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◇監督:ビリー・ワイルダー
◇脚本:ビリー・ワイルダー/I・A・L・ダイアモンド
◇音楽:アドルフ・ドイッチ
◇出演:ジャック・レモン/ トニー・カーティス/マリリン・モンロー

舞台は、1929年は禁酒法時代のシカゴ。失業中のバンドマン、ジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)は、暗黒街のドン、コロンボ・ファミリーによる殺人現場(聖バレンタインの大虐殺をモデルにしたらしい)を目撃してしまう。ギャングに追われる身となった二人は、女性だけのバンドメンバーに女装をしてマイアミ行きの列車に潜り込むことに成功する。ジョーはリード・シンガーのシュガー(マリリン・モンロー)に恋に落ち、ジェリーは初老の富豪に好意を持たれるが…。

本作は、1959年のゴールデングローブ賞で、作品賞、主演男優賞(ジャック・レモン)、主演女優賞(マリリン・モンロー)を受賞。アメリカ映画協会(AFI)選出の“ベスト・ハリウッド・コメディ100”では堂々の第1位に輝いています。

ワイルダーだけあって、小物(イヤリング、靴、花束、楽器...etc.)の使い方が非常に巧い!また、「Nobody is Perfect」といった映画史に残る名台詞をエンディングに持ってくるなど、心地良い余韻も残してくれます。さらに、マリリン・モンローの歌手としてのパフォーマンスも忘れられません。劇中、モンローの名曲『I Wanna Be Loved By You』や『Running Wild』、『I'm Through With Love』を楽しむことができます。

この映画の見所は、脇役のすばらしさにもあります。ギャングの親分コロンボを演じたジョージ・ラフトや“大口ブラウン”と呼ばれ喜劇役者として活躍したジョー・E・ブラウンが、富豪オズグッド・フィールディング3世の役をコミカルに演じています。

それと、数々の伝説を残すこの映画にも、実は裏話があるのです。ワイルダー監督は、ジョーとジェリーの女装メイクアップが嫌味になるのを避ける意味で、あえてモノクロでの撮影を選択していましたが、マリリンは大反対。そのため撮影中は、ご機嫌斜め…。カーティスはマリリンとのキスを「ヒトラーとキスした感触」とコメント。撮影終了後、2度と一緒に仕事をしたくないとワイルダーは発言しました。マリリンの撮影当時の精神状態はとても不安定だったようで、共演者やスタッフに多大な迷惑をかけたそうです。